事例紹介
宮島ストレスフリー観光
広島県様
概 要
年間400万人以上(※1)が訪れる宮島では、混雑緩和に向けてICTを活用し、混雑状況の可視化を実施。混雑時間帯や場所、訪問時期の分散、ピークシフトを目的に、観光中や来訪予定の方が混雑を避けられるように混雑状況を可視化・発信しました。
課 題
外国人観光客の増加に伴い、宮島内の観光混雑が深刻化。宮島口周辺の駐車場混雑や道路混雑が慢性的な課題となっていました。そこで、混雑情報の可視化やそれらの情報発信による観光客の行動変容促進・ストレス緩和策が求められていました。
取 組
快適な観光をサポートする混雑状況の可視化
島内の主要観光スポットとトイレ、フェリー乗り場周辺道路と駐車場の混雑状況を見える化。各ポイントに設置したカメラやセンサーから得たデータは、個人を特定しうる情報を削除した状態でクラウドに集約し、混雑状況をユーザーが簡単に閲覧できるようにしました。また、スマートフォンによるプッシュ通知を活用したおすすめスポット紹介や、チャットボットによる情報発信など、より観光を楽しむための機能も実装し、観光客の利便性向上に寄与しました。
効果・今後の展望
アフターコロナ時代の観光事業活性化を
本取組で収集したデータをさらに活用し、アフターコロナにおける観光事業活性化に取り組んでいきたいと考えております。
※1 2019年当時の訪問者数です。
メンバー紹介
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米津 荘彦
データサイエンティスト